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  • 公開日:2023.12.05
  • 最終更新日:2024.04.09

神戸大学との共同研究を開始しました

株式会社オクチィ(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:畑あゆ美、以下「オクチィ」)と国立大学法人神戸大学大学院医学研究科 内科学講座 呼吸器内科学分野 永野達也講師は、タクシー乗務員を対象としたおくちの体操(以下「口腔体操」)に関する共同研究を実施することとなりました。

研究の背景

加齢や生活習慣の変化に伴う体重増加などにより喉や首周りの筋力は衰えると、寝ている時にいびきをかきやすくなる要因となり、この状態を放置すると睡眠時無呼吸症候群を引き起こすリスクが高まります。そのリスクを低減する方法の一つとして口腔体操が海外では有効とされており、軽度から中等度の睡眠時無呼吸症候群の患者に対して、3ヶ月間この口腔体操を実施することで改善に向かうことが報告されています。

これまで日本では成人を対象とした口腔体操の有効性に関する大規模な研究はなく、また特定の職種に限定した研究もありませんでした。職業ドライバーを対象とし、かつ30名という規模での研究は日本で初めての試み(2023年10月時点において医学系論文などの公開情報をもとに調査した結果)となります。

なお、本実験は、社員の睡眠時無呼吸症候群の検査、治療の推奨に力を入れている日本交通株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:若林泰治)に所属する30名程度のタクシー乗務員にご協力いただきます。

研究の概要

実施内容:
タクシー乗務員が1日10分の口腔体操(舌、頬・軟口蓋を動かす動きを中心としたもの)を12週間行う。研究開始・中間・終了時に、簡易SASモニターによる無呼吸低呼吸指数(AHI:Apnea Hypopnea Index)、舌圧、口唇閉鎖力、いびきの状態等を測定し、口腔体操による変化を分析する。

実施目的:
海外において睡眠時無呼吸症候群の改善に効果があると言われている口腔体操の、日本人における有効性を検討する。

研究対象者:
日本交通株式会社 赤羽営業所のタクシー乗務員30名程度

実施期間:
2023年12月5日~2024年2月29日(予定)